ロゴマークについて
21世紀を迎え、医学教育は大きな転換点を迎えています。急速な科学と技術の進歩に伴って医学・医療の各領域は高度に専門化・細分化し、情報通信技術の発達によってグローバル化も進みました。我が国の社会情勢に目を向ければ、高齢化や少子化、地方の過疎化など医学の領域と直接的、間接的に関わる問題が山積しています。知識詰め込み型の医学教育では、多種多様な問題に対応できる優れた医師や研究者を育てることはできません。医学教育にも絶え間ないイノベーションが求められているのです。
本センターは、2002年に開設された医学教育評価センターを前身として、2006年4月に設置されました。本学の医学教育の不断の向上を図りながら、医学教育に関する調査・研究を行って国内外に情報を発信します。きめ細かなカリキュラムの編成と適切な運用、評価を行い、改善に向けた提言を行います。学習支援や様々な実習・演習の企画などによって学生の意欲を引き出し、新しい教育理念や技法の理解を促す取り組みを行って、教員の資質を高めるよう努めています。
センターのロゴマークは2013年に定められました。暗闇を照らすトーチや生命の芽吹きをイメージしたデザインで、医学教育に対する熱い思いと、新時代に教育を受けた学生の才能が芽吹き、力強く立ち上がるさまを表現しています。色は本学医学系研究科・医学部のロゴにも採用されている菫青(Iolite Blue)を中心に、清澄と信頼を感じさせる構成としました。