業務内容
業務内容について
現在の医学教育は大きな変革のうねりの中にあり、これに対応するには従来の教育法の問題点を明らかにし、これからの教育の改革に向けた新たな教育思想・方法などの効果的な導入と整備を常時行うことが必須となっています。本センターはこれらの問題に対応する最前線に位置し、現在も幅広い活動を行っています。代表的なものを以下に列挙します(学年順)。
Ⅰ. 特定講座に属さない横断的教育の企画・立案・実施
1年次
医学・医療入門/行動科学(演習)
臨床医学・医学研究紹介
研究室取材訪問
守秘義務ワークショップ
プロフェッショナリズムワークショップ
研究倫理と研究者倫理ワークショップ
医療コミュニケーション入門(医療面接入門編)- 医学・医療入門/行動科学(早期医療体験実習)
2年次
- 医学研究PBL
3年次
- 医学専門英語
- 基礎医学修練および海外留学報告会の企画への参加
4年次
- PBL/チュートリアル(症候学)
- 臨床修練前準備実習(基本的臨床技能教育に相当)、トリアージ訓練(大学病院総合防災訓練への参加)
- 臨床推論、EBM演習、医療統計
5年次
- 白衣式の企画立案・実施
6年次
- 卒業試験(筆記)
Ⅱ. 共用試験OSCEおよびCBTの実施
- 共用試験臨床実習前OSCE(4年次)
- 共用試験臨床実習後OSCE(6年次)
- 共用試験CBT(4年次)
- 共用試験CBTにおける問題作成
Ⅲ. 授業・実習の評価および学生の評価の集計
- 全学年を通じたほぼ全てのカリキュラムを学生と教員から評価し、結果をフィードバック
- 学生による科目・ブロック評価年次報告書の作成・発行
Ⅳ. 教育改革
- 各学年のカリキュラム改革に参加し、改善に向けて提言
- 教育に関する相互討論会の開催
Ⅴ. 教員教育の実施(FD/SD)
医学部学生のための教員研修会
- CBTにおける試験問題作成
- 卒業試験における試験問題作成
- 効果的な授業実践
- 効果的な参加型臨床実習の組み立て方
- 臨床実習におけるフィードバック
- PBL・チュートリアル
- 基礎医学実習及び研究指導における指導者養成
- 生成系AIとChatGPT
Ⅵ. 模擬患者(SP)の養成
- 仙台SP*研究会の運営およびSP養成のサポート
*SP:Simulated Patient(一般模擬患者)、Standardized Patient(標準模擬患者)の略。
医学部学生の医療コミュニケーション入門(1年次)、臨床修練(4・5年次)、共用試験臨床実習前OSCE(4年次)などにおける医療面接実習において、仙台SP研究会からの協力をいただいている。
Ⅶ. 保健学科との教育の企画・立案・実践
- 医学科・保健学科看護学専攻合同ワークショップ(1年次)
- チーム医療実習へのファシリテーター参加(4年次)
- フィジカル・アセスメント講義(大学院生)